【カーボンTLR ホイール】TOKEN KONAX PRO52​

カーボンホイールが・・・

自転車機材3大要素のフレーム、コンポ、ホイール。

今回はみんな大好きなカーボンホイールについてのお話です。

現在愛用してるFSEカーボン45mmのホイールは軽くて丈夫でエアロ効果も高くメッチャ気に入って使っていました。ところが去年長野で輪行時に自転車をかなり派手に倒してしまい、その時にホイールの横側を激しく打ち付けたらしくフロントホイールのリムブレーキあたりに薄っすら白い跡が・・・

恐る恐る暫く使ってみてて変化も見当たらないようなので多分大丈夫かな~とは思ってるんですが、若干心配なのでこの際新調してみる事にしました。

 

どんなホイールが欲しいのか?

今回どんなホイールが欲しいのか?を考えて纏めてみました。

  • 1500g以内15万円以内のリムブレーキ
  • 強度が高いワインディングフィラメント製法の物
  • ワイドリム、外側27mm & 内側21mm以上。
  • リムハイト50mm以上
  • チューブレスレディ

予算はめっちゃ高くない物という事でとりあえず15万以内にしました。重量はFSEが1400g切っていたので後述のリムハイトを考慮して1500g以内にしました。

多くのカーボンホイールは各部位ごとにカットしたカーボンのシートを手作業で重ねて作るのですが、本来平面なシートをR形状にする&手作業なのでカーボン積層を均一に作るのが難しいです。ワインディングフィラメントは機械で型にカーボンを直接編み込み作るので均一でつなぎ目のない非常に丈夫なリムが作れます。以前のFSE同様に普段使いで段差等気にせず走りたいので強度の高いワインディングフィラメントで探します。

ワイドリムは28cタイヤがスマートに履けるように27mm以上のリム幅、内幅もタイヤ圧を低く使えるように21mm以上は欲しい。

リムハイトは今まで45mmを使っていたので、もう少し高めの50mm以上を使ってみたい。

チューブレスタイヤも使ってみたいのでチューブレスレディ仕様であること。

 

これらの条件で探してみましたが如何せんリムブレーキとワインディングフィラメントの条件でかなり選択肢が少なくなり、全ての条件を満たすものがありませんでした・・・

なので多少条件を妥協して探した結果見つかったのが、

 

『KONAX PRO ​Z​e​n​i​t​h​ カーボンチューブレスレディクリンチャー』

 

サイズ 700C
リム カーボンチューブレスレディクリンチャー
リム高 52mm
リム幅 27.4mm (内幅20mm)
ハブ Z1 Hub 18/21H
ベアリング TFT
スポーク サピム CX-RAY ストレート
ニップル アルミブラック
対応コンポーネント シマノ11S/スラム
平均重量 1,452g(前後セット)
付属品 クイックリリース、リムテープ、カーボンブレーキパッド

 

これだとリム内幅の妥協のみで済み予算内で購入出来そうです。

 

『TOKEN KONAX PRO52​』レビュー

~取り付けまで

届いたダンボールの箱は流石に大きい。大きな買い物したな~って感じがする(笑)

付属品はクイックシャフトとブレーキシューに10s用?と思われるスペーサー。ホイールバッグ等は付属しておらず。

クイックシャフトはしっかりしていてかなり剛性が高そう。

チューブレスホイールだけどニップルホールは空いているのでガッチリとチューブレステープが巻いてあります。

ホイールの処理はマット気味な表面に艶のあるラインが走っていてカッコいい。

お約束の重量測定をしてみます。フロント679g。

リア831g。F+R合計で1510g。カタログ値1452gと比較すると58g重いですがリムテープ分(40g位?)を考えるとマズマズの重量かな。チューブレスレディですが当面の間はクリンチャーで使ってみます。

まずはバランス取り。ホイール単体のバランスを測った後、チューブとタイヤを合わせて再度バランスを取りました。タイヤの外周にも重さのバラツキがあるので、それを利用すると貼り付けるウェイトを最小限に抑えられます。僕は使っているタイヤ全部、重い部分に白マーカーでマーキングしてます。こうしておくとタイヤ外した後でも次のバランス取りが楽になります。

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バランス取り完了しスプロケも取り付け完了。フロント、リア共にバルブホール側が軽くて(チューブ取り付け後は反対側が軽くなる)クオリティコントロールがちゃんとされてる感じです。

ちなみにこのホイール用に32Tスプロケを買おうとしたらシマノ製品品薄でどこも全滅・・・仕方ないので使っていたホイールから外して取り付けた。

バルブが60mmだと出しろが少なく、ナットを取り付けるとフロアポンプのヒラメだと短すぎてエアーが入りませんでした。ナット無しなら問題なし。もともとナット使わない派なので外して使用します。ただしチューブ取り付け時はナットがあったほうが楽なのでツールケースにはナット常備してます。

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チューブ、タイヤを取り付けた重量を以前使っていたFSEのホイールと比較してみます。バランスウェイトをフロント2g、リア3g貼ってます。

まずはフロントFSEの982gから

コナックスプロ997gと15g増。

 

続いてリアホイール。

FSE1082gから

コナックスプロ1149gと67g増。フロントとリアを合計すると82g増になりました。100g以上重くなると思ってたのでマズマズの結果でした。

自転車に取り付けました。カッコいいじゃん!!!

 

実走した感想

取り付けてからの走行距離は1000kmを超え、随分コナックスプロにも慣れてきたので他のホイールと比較してみます。

今回はゾンダを基準にしてそれぞれ相対的に評価してみました。

軽さ、エアロ、煽られ易さを10段階で表してみました。軽さは重量では無く加速時や上りで感じるホイールの重さです。

ゾンダC15

  • 軽さ          ★★★★
  • エアロ       ★★
  • 煽られ易さ ★

FSE45mm

  • 軽さ          ★★★★★ ★★
  • エアロ       ★★★★★ ★★
  • 煽られ易さ ★★★

コナックスプロ52mm

  • 軽さ          ★★★★★ ★★
  • エアロ       ★★★★★ ★★★★
  • 煽られ易さ ★★★★★ ★★★★

ザックリとした評価ですが、まぁこんな感じです。

 

以前履いていたFSEと比較して感じたのは

  • 重量増加は全く分からない
  • 付属ブレーキシューは良く効く
  • エアロ感は増えてる
  • ラチェット音静か
  • 煽られやすい

恐らくリムの重量は増えてる筈なんですがハイトが高い分外周の重さはそれ程でも無いためか、漕ぎ始めや坂でもFSEと違いが分からない位軽快に回ります。

付属のブレーキシューはドライだとタッチも柔らかくリニアに良く効きます。ブラックプリンスと全く遜色無いレベルで止まります。まだウェットでは走ってないので良いシューとは言えませんが、ウェットがソコソコならブラックプリンスよりもお手頃価格なのでアリかも。

よく使う30km/h近辺の速度でもFSEよりも軽く回って十分エアロを感じます。向かい風とかでも結構楽。僕の貧脚だと追い風でも精々40km/h位しか出せませんが伸びも良いです。40km/h以上とか貧脚おっさんには出せないので分かりません(汗)

ラチェット音はありますが結構静か。FSEの爆音ノバテックハブと比べると無音じゃないかと錯覚するレベル(笑)

あとFSEとは比較にならないくらいフロントがメッチャ風に煽られやすいです。リア側は問題ないんですがフロントは少し風があるだけで結構煽られます。下りとかはかなり怖い。

エアロ効果で速度が上がるかと思ってハイトを高くしたのに煽られるのがキツくて速度を上げられないという本末転倒な事も・・・

「これ45mmの方が速くね?」

って思うシチュエーションもかなり多いです。45mmより幾分エアロ効果は増してるけど、この煽られ易さは見合わないと思ったのが正直なところ。

 

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まとめ

ココがおすすめ

程々なお値段。重さを感じない軽快さ。はっきり体感出来るエアロ。

ココがダメ

風の煽られやすさ

今回はクリンチャー使用のみでの感想ですが、軽さとエアロを十分体感できるコスパの良いホイールだと思います。

煽られ易さについて個人的には常用できるギリギリのラインのホイールだと思いました。恐らく他の50mmクラスのホイールも似たりよったりだと思います。

「煽られ易さはディープホイールなんでそんなもんでしょ」

と思ってる人には品質も良いので結構オススメです。

 

ただ今回のようにFSEの45mmと比べると煽られ易さというデメリットに見合うだけのメリットが得られてるのかと言うと正直かなり微妙です。

他の50mmホイールを使った事がないのでハッキリと断言しにくいですが、今回このホイールを使ってみて煽られ易さは

リムハイト45mm<<<<越えられない壁<<<<<<50mm

といった感じがあるように思いました。・・・

正直扱い易さは雲泥の差なので、初めてカーボンディープホイールを買おうと思っている人で煽られ易さが気になる人は45mm以下をオススメします。

 

まぁ色々書きましたがナンダカンダで1000km以上乗ると結構慣れてきちゃうんですけどね(笑)

また機会があったらチューブレスレディタイヤを使ってみてのインプレもしてみたいです。

 

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