クイックリリース
油圧ブレーキの普及に伴ってスルーアクスル増えて、リムブレーキのクイックリリースは少数派になりつつありますが、今でもリムブレーキを使っている僕にはクイックリリースを愛用してます。
僕はクイックリリースは今までに10種類以上使ってきました。一時軽量化に伴ってチタン等の軽量も使いましたが固定力がやや弱くホイールがズレてヒヤッとした事があって以来、固定力を重視で今はカンパやTOKENのややゴツめで50gオーバーの重量のあるものを使っています。
そんな中ディスクブレーキのスルーアクスルがフロントの剛性を高めているという記事を目にして以来、剛性が高いと発売時に評判になり気になっていたDT SWISSのRWSスキュアーに再度興味が湧きました。当時は気になったものの、ただのスキュアー前後セットに1万円もの金額を投入する気にはなりませんでした。
しかし今なら、気になっていたフロントまわりの剛性が本当に高くなるならアリかな?とアマゾンのセールにかこつけて購入してみました。
『DT SWISS RWSスキュアー』
- レバーを手で回して締め込むボルトタイプのスキュワー、DTスイス “RWS”
- フロントとリアの2本セット(各1本)です。
- スチールシャフト
- 対応エンド幅 : 100mm(フロント)、130mm(リア)
- アクスル径 : 5mm
『DT SWISS RWSスキュアー』レビュー
届いて早速開封しました。
元々スキュアーはレバーが無く六角レンチで固定するものだったと記憶してるのですが、このRWSスキュアーはレバーを付けてレンチを不要にしたスキュアーです。なのでレバーがついていてパッと見は普通のクイックリリースに見えます。
重量はフロント側50g、
リア側54gと至って普通の重さです。まぁ重量を気にする人はこの製品は買いませんね。
早速取り付け、といってもクイックリリースと同じでレバーをクルクル回して締め込むだけ。スキュアーなのでネジで締め込んでいきます。クイックリリースのようにテコではありません。クイックリリースだとレバーを倒した瞬間、締め込みが緩みますがスキュアーは緩まないので締め込みすぎに注意です。軽く締め込んだだけでクイックリリースよりもガッチリと締め込めてます。
締め込んだ後のレバーの向きがおかしくても、
レバーを少し引き上げるとレバーだけがフリーで回るのでお好みの方向へ向けてレバーをおろせばOK!
取り付けて200km程走ってみました。
第一印象は「ん?なんか良くなった気がする!?」位の感じでした。路面が荒れたところでのヨレた感が少ない気がするのですがプラシーボ効果かもしれないと確信が持てませんでした。けれど下り坂でハッキリとした違いに気づきました。
「明らかに剛性が違う!!」
軽量化&乗り心地重視で交換してたフロントフォークが軟らかめなのでヨレるのは仕方無いと思ってました。
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特に下りはフロントフォークがヨレた感じがして怖かったりしてたのですが、なり改善されました。それに気づいて以降、平地でもしっかり効果があるのが分かるようになりました。
明らかに衝撃が入力した際の剛性感が高くなって、少し大袈裟ですが違う車種に乗ってんじゃないかと思うほどです。いや~1万円でこんなに変わるのかよ!安心感が全く違うじゃん!と驚きました。
まとめ
ココがポイント
明らかに剛性が上がり乗り味がシャキッとする。軽い締め込みで十分な固定力。レバーが回しやすい。
ココがダメ
前後で1万円オーバーと高額。重量も軽くない。
スキュアーに1万円!?とか思ってしまいますが、十分に見合うだけの効果があるアイテムだと思いました。高いので誰にでも薦めれるわけでは無いですが、余裕がある方は是非試してみては?