灼熱の中を走る
自転車乗りには厳しい暑い時期になってきました。気温が30度くらいまでなら「今日は暑いな~」位で何とか走れます。が、30度を超えたあたりからは暑さとの戦いになり、35度を超えるような気温になってくると灼熱の中を走る拷問プレイに早変わり。
そんな暑さの中どうやって走ってるのか?
暑さ対策について書いてみました。
脱水症
猛暑の中走っていて怖いのが熱中症と脱水症。脱水症に関しては兎に角水分を摂るのが一番。
ただ、暑くなってボトルの中のぬるい水ばっかり飲んでると不味くてあんまり水を飲む気にならなくなってくるんですよね。やっぱり時折冷たい水が飲みたい!って事で保冷ボトルを使っていた時期もあったのですが保冷ボトルもそれ程長く持たず結局ぬるくなる。
そして冷たい水飲むなら保冷ボトルという結論になりました。コレとは別にもう一本普通の常温のドリンクが入ったボトルを持ってます。
氷を入れておけば数時間は余裕で持ちます。後はコンビニや自販機で冷たい水を補充するだけで常時冷たい水が飲める。
僕が現在使っているのは昔のモデルのサーモスの保冷ボトルです。
ワンタッチで蓋がパカッと開いて、
逆さにしても閉じないのでとても飲みやすくて良いです。
本体がやや細身なのでそのままだとボトルケージに入れるとガタがありますが百均のペットボトル用保冷カバー(ネオプレーン製)を被せるとガタ無くボトルケージに収まります。ちなみにコレはセリアのカバーです。
これで時折冷たい水を飲んで気分をリフレッシュさせてます。冷た~いドリンクは正義!!
暑さ対策
水掛け
暑さ(熱中症)対策として一番お手軽で効果的な方法が『水を掛ける!』。
頭、首、脇、腕、胴あたりに水をぶっかけて走ると水が気化して涼しく走れます。暑くてキツかったら兎に角水を掛けまくる!その為にボトルは複数本装備しておいた方が良いです。3本以上持つ場合はサドル後ろにボトルケージをつけたりフードポーチで増やすのがお手軽かな。
最近、竹糸くんというアームカバーを試しています。このアームカバーは「アームウォーマーじゃないの?」と思うくらい結構厚みがあってパッと見た感じ夏には向いてません。実際使用してみると汗をドンドン吸い取って気化していくので見た目ほど暑くないんです。ただ風がないと普通のアームカバーに比べて暑いです。
「じゃあ何で使ってるの?」と言われると厚みがある分沢山水を吸収するんです。
ボトルで水かけると普通のアームカバーだと直ぐに気化して乾いてしまうんですが、竹糸くんだと沢山水を吸えるので結構長時間持ちます。ただその分ボトルの水の消費が激しくなるのが難点。でもトイレに行って手を洗う際とかについでにビチョビチョに濡らしておくと一時間弱位は持つ感じなので最近気にいって使ってます。値段もかなり安いんでオススメかも。
長さは20,30,40cmと豊富。
ハイドレーションバッグ
ある意味究極の暑さ対策グッズだと思われるのが『ハイドレーションバッグ』です。
「ハイドレーションバッグって何ぞや?」と聞かれるとコレです。
そう、水の入ったタンクを背負うんです。
バッグはこんな感じのコンパクトなバッグ。これはボトルで有名なCAMELBAKのハイドロバッグです。
まずはこのバッグの説明をば、
コレがハイドレーションパックと呼ばれる水を入れるタンク。コレは容量大きめな2.5L。容量は1.5Lあれば十分な気はする。
CAMELBAKのタンクは少し変わっていてこの丸い蓋から水を入れます。握り用の取っ手もついてます。
ホース先端の吸口。ここから水飲みます。キャメルバックは口に咥えて軽く噛むと水が出てきます。
一応バッグなので少ないですが荷物を収納可能。上部のチャック部にはスマホは余裕で(20cm位は入る)入る。
下部チャック部。スマホは無理。折りたたみ財布位は入るかなといった軽い荷物が入れれる程度のバッグです。
「何でこのバッグが暑さ対策になんだよ?」
このハイドレーションパックにコンビニなんかで売ってる氷を入れるんです。
すると理論的には氷の入ったバッグを背負うので背中がキンキンに冷たく、なおかつ溶けた氷はヒエヒエの飲水として飲める!!という一石二鳥の神アイテムです!!
とメチャメチャ凄そうですが実際は
- 背中のパッド等の厚みで冷たさがダイレクトには来ず、ほのかにひんやり程度です。
- 溶けた冷たい飲み水も外にむき出しになっているホース部分の水は温められてぬるい水になってます。
「それじゃ全然アカンやんけ!」
でも使ってみると
- バッグを背負っているので太陽の熱が背中に来ない。水をある程度入れておけば背中に沿ってほんのり冷たさが伝わり、それだけでも体感で全然違う。
- 水もぬるいのは最初の一口チョイだけで後はヒエヒエの冷たい水が飲める。
とかなり良いです。水も少ししか飲まなくても最後の一口が冷たいだけで満足感がかなり高いです。
僕の場合、このバッグだとコンビニで売ってる1.1kgの氷で2~3時間位持ちます。1.1Lの水を250円位で買っていると思えばコストもそれ程高くないかと思います。
先日天気の良いしまなみ街道を走った時に皆暑そうな感じで走ってる中、コレを装備してたお陰で割合余裕でスイスイ走ってこれました。
2.5Lはチョイ高め
1.5Lがお手頃でオススメ
背中パッドの厚みが薄いハイドレーションバッグ
キャメルバックのバッグを使っていて気になっていた背中のパッドの厚みで氷の冷えが弱まっているのが気になったので、背中側の生地が薄めのバッグを購入してみました。
バッグと言うよりベストと言った方が良いかも。
背中側には余分なパッドは無くメッシュの生地のみ。これだと冷たさがほぼダイレクトに伝わりそう。
バッグの開閉は丸いフックを2箇所引っかる。これは少し面倒そう。
実際に使用してみました。外側の生地もペラペラで断熱性が低そう。太陽が当たる側の断熱性はあった方が良いよなぁって事でエアキャップを挟んでおいた。
このベストを使ってみて気付いたところ
- ハイドレーションパック2.5Lがホントにギリギリ。
- 氷がやや入れ難い。
- キャメルバックの物より断然背中が冷たかった。
- 氷の持ちがやや悪く1.5~2時間位。
- 満タン時にやや縦揺れし肩の重さが気にった。
- 前側のポケット類超便利。
- 丸フックのロックは面倒。
ハイドレーションパックは多分1.5L位が多分ベスト。氷の入れやすさも考えると口がガバっと開く定番のSOURCEのハイドレーションパックが良さそう。氷の持ちは外側の断熱をしっかりすればもう少しは伸びそう。しっかり2時間持てば使い勝手は格段に良くなる。
縦揺れは肩の疲れに繋がりそうだったので腹周りのベルトを締め、重さを腹で支える感じにしたら随分気にならなくなった。丸フックは何か良い方法を考えたい。
いかにも中華っぽい製品だったので、どうかなと思ったけど案外悪くないベストです。ハイドレーションパックが付いてないので別個にハイドレーションパック買うと安くはないけど結構ありなんじゃないかと思いました。
「このベスト着てれば無敵や!」
と、調子こいてクソ暑い日に走りに行きました。
流石にこの位の気温だとハイドロバッグ背負ってても無理です。死ぬかと思いました・・・
まとめ
ココがポイント
しっかり水分を取って、しっかり体を冷却する。あまり暑い日は走らない
まぁ極々当たり前なまとめになりましたが最近は異常な暑さの日があり、冗談抜きで命に関わる時があるのでそんな日は走りに行かないのが一番ですね。
ちょっと暑い位ならこの装備で万全!かも。