水分補給の重要性
長時間自転車に乗る際には水分補給が必須になってきます。
体重の2%(体重60kgの人で1.2kg)の水分を失うと持久性パフォーマンス低下し始め、3%でスプリントパフォーマンス低下、4%で疲労感や頭痛等の脱水症状が表れるそうです。如何に水分補給が大事なのかよく分かりますね。
自転車に乗っている時には兎に角こまめな水分補給が重要になります。という事は如何に楽にドリンクが飲めるのかが結構重要なポイントになってきます。例えばペットボトルだと飲むのにキャップを外して飲んで後にまたキャップをするといった作業が必要になります。意外と手間がかかるので頻繁に水分補給をする気にはならないですね。
コレがサイクルボトルだと蓋を開ける→飲む→蓋をする、と蓋の開閉を両手を使わず楽に出来るので、こまめな水分補給が断然しやすくなります。なのでサイクリングにはボトルが必須アイテムになってくる訳です。
通常のボトルから使いやすい定番ボトルのポディウムボトルへ
僕が乗り始めた頃に買ったボトルはこんな感じの一番シンプルでメジャーなタイプのボトルでした。
蓋(赤いゴム部)歯で引っ張って開ける、蓋をする(歯もしくは他の部分で押す)が割合楽に出来ます。
構造が極めてシンプルなので洗浄もしやすくてとても良いボトルですが使っている内に蓋を開ける際の重さが気になってきました。微妙に蓋が固く(重い)歯が折れるかもと思うような感覚がまれにあり、コレが結構なストレスになってきました。
ポディウムボトルの欠点
そして巷で評判のCAMELBAKのポディウムボトルに行き着きます。
結構軽量で飲み口を下にしてボトルを吸うか、手で軽くボトルを押すと勝手に口が開いてドリンクが出てきます。蓋の開閉という作業が皆無になります、コレは楽ちん!
と、完璧なボトルに思えたのですが実は結構大きな欠点があり、
蓋の構造が複雑で部品数が多いので洗浄が非常にし難い。糖分の入ったドリンクを入れて少し放置するだけでカビや汚れがすぐにアチコチにこびり付いてきます。
汚れもブラシ等で洗えない隙間に出てきて結構厄介です。全部品を分解すればソコソコ綺麗に洗えますが結構きつめに部品が圧入していたりして大変です。
そして洗浄しても落ちにくい汚れに疲れ果てて他のボトルで良いのはないかと探してみました。
『ELITE(エリート) FLY ボトル』
エリート FLY
容量:550ml
カラー:アマランス、クリア、グリーン、グレー、ネオンイエロー、ブラック、ブルー、ベージュ、ホワイト、レッド(全10色)
税抜定価:690円
容量:750ml
カラー:クリア、ブラック、レッド(全3色)
税抜定価:810円
容量:950ml
カラー:クリア、ブラック(全2色)
税抜定価:860円
『エリート FLYボトル』レビュー
550mlを購入。ドリンクの残量が見えるものが良かったのでクリアーモデルにしました。
重量は54gとスペック通りの重さ。軽い!
ボトル口も大きく氷等も楽に入ります。夏場にコンビニで売っている氷がサクッと入るのはとても良いです。口が小さいと氷を砕いたり、ねじ込んだりしないといけないので結構手間がかかるんですよね。
良くその軽さが話題になっているFLYボトルですが、特筆すべきはこのボトルの柔らかさ!この柔らかさのお陰でボトルを逆さに向けてなくても、少し傾けた状態で吸ってドリンクが飲めるんです。
軽く押しても出るし、吸っても出るのでとても飲みやすい。加えて吸口が大きくて開閉の動作が軽めなので歯で開けやすい!しかもソコソコの流量があります。使ってみてこれならポディウムボトルじゃなくて良いかなと思いました。
あと吸口部分が簡単に外れます。部品点数も少ないのでボトルの洗浄がとても楽なのがかなりポイント高い!
僕はフレームバッグを使用していてボトルがギリギリだったので横入れタイプのボトルケージを使ってました。横入れとは言っても斜め上から差し込む感じでしか入らなかったのですが、このボトルが柔らかく変形するので真横からの出し入れが出来てメッチャ便利でした。
容量は550mlだとやっぱりやや少ない感じがします。ボトルに少し残っている状態の時にペットボトルで補充すると1本全部入り切らない事が良くあります。長さに余裕があるのであれば750mlが良いですね。
大きな欠点は無いですが、強いて言うとすれば塗装が弱く直ぐに剥がれてくるのと傷が付きやすいのが唯一の欠点かな~と思います。まぁ使用する分には全く問題ないので僕は気にしませんが。
まとめ
ココがおすすめ
お手頃価格。キャップ開閉しやすく飲みやすい。洗浄がしやすい。
ココがダメ
傷が付きやすい。塗装が直ぐに剥がれる。
欠点らしい欠点の無い値段と性能のバランスがとても良いボトルだと思います。汚れが気になっても気にせずサクッと買い換えれる価格ですしね。オススメ出来るボトルです。