インソールに求めるもの
自転車の話題で「〇〇のインソールが良いよ」って話を何度か耳にしてました。インソールを変えてパワーが上がった、かかりが良くなった、フィット感がましたとか効果は様々です。インソールの話をした後で家に帰って調べてみると基本どれもまぁ~結構なお値段な事が多い。
僕もインソールには興味はありました。僕は少し荷重を掛けてペダリングすると右足小指付け根あたりに荷重が集中して直ぐに痺れてしまうのでインソールで解消するのかも?と思ってました。でも、箱から取り出してポン付けの汎用インソールではなくて、個人の足に合わせて形成したインソールじゃないと痺れは解消しないんじゃないの?と思ってました。ただそのタイプのインソールだとどれもシューズがもう一足買えちゃう位高い!
費用対効果は悪そうだよなぁ~と思い今まで手を出す事はありませんでした。
そんな中、興味深いインソールが発売されました。その名も「レーブ メルトインソール」。
名前の通りインソールが溶け(メルト)てシューズと自分の足の形に形成出来るインソールです。価格も9千円程とギリギリ何とか手が出せそうなお値段。コレなら足の痺れが解消されるかも!?と思い注文してみました。
「REVE レーブ メルト インソール」施工
アマゾンで注文しサクッと届きました。
付属品はインソール、アーチ整形パッド、スポンジシート、説明書、ステッカー。
パッと取説見ただけでどういう感じに施工するのか分かったけれど失敗すると面倒なので動画でしっかり内容を把握します。まぁ最悪、失敗しても左右のバラ売りをしてるので損害はやや抑えられるもよう。
レーブ施工の一番の難所はインソールが硬化するまでの90秒という施工時間です。今回ウインターシューズ用でメチャメチャ脱着がし難いので難易度もかなり高い!少しでも施工時間が稼げるようにシューズ内部を暖めて一秒でもインソールが硬化する時間が長くなるようにしました。
アーチ整形パッドを土踏まずの位置に貼り付けた後、
布団乾燥機を使ってシューズ内をホッカホカにしておきます。この布団乾燥機、布団を乾燥したりするだけでなく、濡れた靴や衣類、その他に色んな物が暖める事が出来て何かと便利なアイテムです。
シューズ乾かすならツインノズルのが良いです。
熱湯に3分浸けて暖めた後、速攻で袋から取り出しシューズに入れて位置を合わせます。写真取る余裕なんぞありませんでした(笑)
取り出したインソールはとろけるチーズのように柔らかく、キツいウインターシューズに入れるのも一苦労。取説にもある通りシューズを立てた状態が入れやすいです。
インソールをつま先と踵に合わせた後、しっかりと縁まで広げ、いつも使っているソックスを履いて足を入れます。足はインソールの真上から当てるようにするのですが、シューズのベルクロを外しても殆ど広がらずつま先が少し当たった状態で踵を押し込んだので若干溶けたインソールがつま先側に寄ってしまいました。まぁコレはもう仕方ない。
両足入れた後は足の指を少し開き気味にして6~8分程真っ直ぐに立った状態でインソールの硬化を待ちます。念の為10分程待ちました。硬化後はシューズのアーチ整形パッドは剥がします。接着力が強く剥がすのに結構難儀しました。
硬化が終わった後は表面の薄いビニールを剥がしスポンジシートを貼り付けて余分をカット。一応ステッカーも貼り付けて完成!!
いやー何か自分の足専用インソールってのは結構感動ものですな!
「レーブ メルト インソール」レビュー
とりあえず履いてみた感想はフィット感が半端ない!
当たり前といえば当たり前なんですが足の遊びが激減してます。
そして意気揚々とライドの出かけました。まず感じたのはスポンジシートが良いのが足裏が滑る感じが全く無いです。それと右膝が上がった時に開き気味になっていたのが少し改善して真っ直ぐに近く上がるようになってます。意識してもなかなか真っ直ぐに上がらなかったのにマジか!
一番気になっていた右足に荷重を掛けた状態は、今まで小指付け根に集中してた荷重ががつま先全体に広がってて痺れなくなりました。効果絶大です!スゲェ!・・・けど、パワーが上がってる感じは全くありません(笑)
そして暫く荷重を掛けて走って距離が増すにつれ足裏と指に痛みが・・・
「何でや?」
と足裏を意識して走ってみました。するとピッタリフィットで遊びが無い為、荷重を掛けると足裏(特に指)に圧が掛かり潰れて変形した分の逃げ場が無く、それが圧迫されて痛みの原因になってる様子。
帰ってカッターでインソールの赤い部分を少し削って余裕を持たせました。
ライドして削るを2回程すると痛みが出なくなりました。多少の遊びは必要なかんじ。これで十分に納得の行くインソールに仕上がりました!
まとめ
ココがおすすめ
抜群のフィット感。足裏に均一に荷重がかかる。
ココがダメ
若干お高い。施工がやや難しい。微調整が必要。やや重い。通気性が悪そう。施工した靴専用なので使い回しが出来ない。
こうやって並べて書いてみるとメリットよりデメリットの方が多いです。
今回ウインターシューズだったので施工は結構難しかったですが夏シューズならかなり簡単かと思います。施工後切る削るの微調整はある程度必要そうな気はします。
重量ですが左右で約130g程ありました。純正が40g程だったので3倍以上重いですが走ってて重いとは感じませんでした。
今回はゴアテックスのウインターシューズでの使用だったので蒸れは気になりませんでしたが、素材的に暑い季節だと蒸れそうな気がします。通気用に小さい穴を幾つか開ければ解消するのかな?夏用シューズでも試してみたいですが使い回しが出来ないのでもうワンセット買わないと行けないのは結構痛いトコロです。
デメリットは結構沢山ありますがそれを上回る『抜群のフィット感最高!』この一言に限るアイテムだと思いました。