フロント周りの重さ
自転車工房エコーでTADA車を作って貰ってから約2年弱。
オーダー時はロードバイクでバイクパッキングして荷物満載出来るようになれば良いなーと思ってフロントフォークにダボ穴を開けて貰いました。
実際にはパニアバッグで大方事足りてダボ穴を使う所まで至りませんでした。けれどもそんな事には気にもせず、すっかりお気に入りになったTADA車を満喫して乗ってました。
TADAばっかりでは無くたまにはCAAD10も乗らないとなーと思って偶にCAAD10も乗ってました。CAAD10自体は結構軽い車体なんですが僕のはTTバーやら色々付いていて結構ソコソコな重さになってます。そんな事もあってCAAD10に乗り替えても特に違和感は感じませんでした。
けれど、ある時にアンカーのカーボン車RFX8を移動させた時にビックリ。
「うわっ!フロント軽っ!!」
以来、TADA車のフロントの重さが気になるようになり、TADA車をオーダーする前に一度検討していたカーボンフォークを取り付ける事にしました。
フレームがオーバーサイズのパイプで作っているので1-1/8のフォークとなると意外と選択肢が無く、どのカーボンフォークにするのかで結構悩みました。メジャーどころのイーストンかエンヴィーにしようかと思っていたのですが入手に時間がかかりそうだったので、入手のしやすいワンバイエスのフォークに決定しました。ストレートとベントで悩みましたがベントの方がクロモリに似合ってるのと乗り心地が良さそうなのでベントフォークにしました。
『OnebyESU OBS-R11』
カラー | マットUD |
材質 | フルカーボン |
コラム | 1-1/8” |
適応アクスル | QRタイプ |
適応ホイール | 700C |
オフセット | 45, 47, 50, 53mm |
肩下 | 366mm |
推奨ヘッドパーツ | スレッドレスインテグラル |
適応ブレーキ | ロードキャリパー |
タイヤクリアランス | 36.2mm |
参考重量 | 348g(コラム300mm) |
付属品 | カーボントップキャップ、プレッシャープラグ |
『OnebyESU OBS-R11』 レビュー
手にした瞬間「軽っ!」と思った。
流石ワンバイエスと納得の質感。
写真は取り付けて数回使ってるので傷があるけれど、特にエンドの仕上げの質感はかなり良いです。
フォークのみの重さ316g。コラム未カット(300mm)でこの軽さ!
プレッシャープラグ+キャップで57g。付属のプラグは昔使ってたディズナのプラグとソックリな気がする。フォークと合わせると373g、カタログ値の348gとは一体・・・?
前のフォークと同じ長さにサクッとコラムカットして300g切り達成。
クロモリフォークから約400gの軽量化。流石にこの差はデカイ。
クリスキング用のクラウンレースをフォークに圧入。クロモリフォークの時は自分で圧入したのだけどかなり大変だったので今回はあさひで圧入して貰った。お値段800円でした。安い!
ブレーキ取り付けのナットが届かなかったので長いのと交換してブレーキ取り付け。
フレームに取り付けてハンドル、ブレーキ位置等の各部を微調整して完成!
フレームが暗い色なのでカーボン地ままでもまずまず違和感は少ないかな。これだったら塗装しなくても良いかも。ベントフォークはクロモリにマッチしてていい感じです。
取り付けて実走してみました。まず最初に感じたのは持った感じフロントがあからさまに軽い!カーボン車とあまり遜色ないレベル。その分リア周りがメチャクチャ重くなる感じるのは仕方が無いですね。
乗って直ぐに感じたのはまず乗り心地がかなりマイルドになっていること。大袈裟に言うとちょっとしたダンパーがついたような感じです。そして軽くなったせいなのかハンドル操作が軽くてクイックになったような印象です。
剛性感については昔使ってたカーボンフォークの3T FUNDAの様なガッチリ感は無く、FUNDAと比較すると相当柔らかいかなって感じです。下りで飛ばして曲がるとしなって気持ちラインが甘くなるような感じはあります。ただ剛性が無いという訳じゃなくてスポーツカーとコンフォートカーのような味付けの違いって感じです。
まとめ
ココがおすすめ
軽量。かなり快適度の高い振動吸収性。入手性の良さ。
ココがダメ
柔らかい為カッチリ感に乏しい。無塗装の為そのままだと場合によって違和感がある。
ツーリングやポタリングがメインの人には快適なおすすめのフォークです。レースなどかっ飛ばして走る人にはもっと剛性感の高いフォークが良いと思います。全体的には満足度の高い商品でした。何気にオフセットの選択肢が多いのもポイント高いです。クロモリでフォーク交換考えている人は是非一度検討してみては?