【熱成形】超びっくりサドル!REFORM【究極サドル!?】

究極のサドル

自転車乗りが結構な割合でハマるのがサドル沼。僕も例外なくガッツリ嵌りました。嵌りに嵌りまくった結果、

【究極のサドル】 革サドル 【自分で育てる】

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『究極のサドル』とも言われている皮サドルに辿り着きました。

自分の乗り方だと普通のサドルでは座骨や恥骨がサドルにガッツリと当たるんでどうやっても無理という結論に至りました。

その点、皮サドルであれば座骨、恥骨等当たる部分が凹んで当たらなくなるので無問題!

 

皮サドルの欠点

それでも『究極サドル』にも大きな欠点があります。まずは超重い。チタンレールにも関わらず400gオーバーのヘビィ級。穴あきモデルですが前傾姿勢と取ると痺れが出てくる。定期的にクリームを塗布等のメンテナンスが必要。一応裏表防水処理をしているけれど雨にはかなり気を遣う。等々欠点も多々ある訳です。

軽量でメンテ気にしないシンデレラサドルないかな~と思っていた矢先、ツイッターで使用しているサドルについてのアンケートがありました。興味があったのでリプを目にしていた所「懐に余裕があればこの熱成形のサドルが最強かも?」的な感じのリプが目に付きました。

 

熱成型サドル『REFORM』

そのサドルの名前は『REFORM

調べてみたところカナダのメーカーでした。HPから注文も出来る感じ。THE SEYMOURってモデルだと5万弱と結構お高めですがS-Worksのパワーミラーよりかは安いかと思い切って注文しました。もう少しお安いTANTLUSってモデルのプレオーダーも始まってるようです。

注文後約1週間程で届いた。税金は後日3500円程請求が来ました。

 

デカデカとREFORMと書かれた外箱ダイレクトに伝票が貼ってあり梱包等一切ない漢らしい発送w

中はサドル本体、アダプター&収納小袋、施工方法を書いたカードとステッカー。

サドルはカーボンのベースに最大で1cm厚位のウレタンクッションが乗っている感じ。表皮類は無くそのままウレタンクッションで質感はあまり良くない、高級感無しw

レールは7×10mmのカーボンレール仕様。

どうやってサドルを熱成形するのかというとサドル内にヒーターが内蔵されていて、サドル前側端子にアダプターを繋げてヒーターを加熱すというビックリ仕様!!

熱成形用のアダプター。作りは結構チャチイ感じだが、一応日本向けAC100Vの仕様にしてくれてた。

公称値197gに対して202gと5gのサバはかなり優秀な部類だと思った。皮サドルなんか60gオーバーだったしw

届いて直ぐに取り付けず、フレームをリペイントした際に一新して取り付けた。

最強塗料ラプターライナーでフレームリペイント(再塗装)

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熱成型も行わず、まずは素の状態を確認してから成型することにした。

サドル先端部は約48mmと割合太め。人によっては擦れたりするかも。

一番太い部分が約157mm。結構ワイドな部類のサドルだと思う。

暫く素のサドルを使ってみたところ他のサドル同様にしっかり座骨が当たっていて100km超えたあたりから痛みだす。ごく普通のサドルといった感じ。真ん中の大きな溝のお陰で前傾しても尿道は全く痺れず。サドル先端部の幅の広さは僕の場合だと問題ありませんでした。

 

熱成型してみた

素の状態が分かったところで、いよいよ熱成型してみる。これでビフォーアフターの変化が分かるようになるぜ。

説明書に従ってヒーターで温める時間を決める。気温18度でwith chamoisはレーパンの事だろうと適当に推測しレーパン履いてキッチンタイマーを4:48にセット。

自転車をローラー台にセットしアダプターをサドル裏の端子に繋げ、

配線が巻き込まれないように固定。

 

英語は良くわからんが取説を適当にまとめると、

1、一定のリズムでペダルをまわしヒーター電源オン

2、タイマー時間が経ったら電源をオフにし30秒ごとにフラットバー、ブラケット、下ハンとポジションを変え6分間続ける

3,足りないようなら30分経過したのち、成形時間に30秒たして1、2を手順を繰り返す。

みたいな感じっぽいのでこの手順に従って成形した。ローラー台の上だといまいち成形出来たのが体感で分かり難い。サドルの座る位置を前後する事もあるので30分後に引き気味に座ってもう一度成形した。

2度の成形後のサドル。ローラー台で座っている分には成形した!って感じはかなり希薄。座骨が当たる部分がほのかに凹んでる程度。

裏面を見てビックリ!フレームの座骨部分がベッコリと凹んでる!

 

 

約一カ月800km走ってみて

成形後走ってみました。ローラー台ではあまり成形した感じは無かったのですが、実走してみると成形の効果は抜群で皮サドルが馴染んだのと同様の独特のフィット感があります。座骨への攻撃感がありません。

そして約1か月間800km程走ってみた感想。

まずは成形はかなり良くて文句はまず出ないんじゃないのってレベル。皮サドルに比べて軽量でサドル周りの振り回しが軽く、溝の効果も抜群で痺れも無く良好です。ただし皮サドルだと座骨への圧迫感は全くないのに対して、REFORMだと距離を走ると痛いというレベルでは無いですが圧迫感がありました。

何でだろう?と見比べてみたところ、衝撃が入力された時に皮サドルだと座面全体がハンモックのようにしなって衝撃をいなすのに対して、REFORMは座面がしならずにクッションで吸収できなかった分が座骨への圧迫になってるようです。座骨が痛い!って訳では無いので、全く問題なく快適にREFORMを使っています。

 

まとめ

ココがおすすめ

自分の座骨形状にジャストフィット!皮サドルに比べて軽量でメンテナンスが楽。尿道が痺れない。

ココがダメ

値段が高い。成形がやや手間が掛かる。

座骨を押し当てるような乗り方でかなりお尻にはシビアな僕が使えてるので、普通の人にはサドル沼の終点に着いたと思えるサドルになりそう。強いて言うなら先端部の太さが問題になる人はいるかも。

正直このサドルは冒険して購入してみて良かった!と思いました。恐らく僕もサドル沼の終点サドルだと思ってます。

 

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