【3Dプリンターサドル】 フィジーク ANTARES VERSUS EVO ADAPTIVE

サイクリストが最初にぶちあたる最大の悩み

自転車を乗り始めた殆どの人が最初にぶち当たる悩みが『お尻の痛み』です。

初心者の場合はとりあえず乗り続けているとお尻に少しずつ耐性が出来てきて痛みの度合いが少なくなってきます。が、それもある程度までで、もっと痛みを減らそうとするには乗り方やサドルを変えるしかありません。

 

サドル沼と究極のサドル

そうしてサドル交換をする事になるのですが、コレがとても難しい!一発で痛くないサドルを引き当てるのはごくごく稀で殆どの人が次のサドル、また次のサドルと通称『サドル沼』に嵌っていきます。

「痛くないサドルは無いの?」と誰もが思う事ですが実は究極のサドルはあります。体重を点で支えている為に痛みがでるので、サドルが自分のお尻の形状に合った形になっていれば体重を面で支えることになり痛みが出ないという事です。

【究極のサドル】 革サドル 【自分で育てる】

目次1 サドル探しの旅2 一部ライダーの終着点 革サドル3 穴あき防水軽量全部のせサドル『RiVET Independence Titanium』の5年後4 革 ...

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革サドルは馴染んでしまえば痛くないサドルなのですが、馴染むまでに時間が掛かる&痛い、重い、雨等に弱い、定期的なメンテナンスが必要、カーボンフレームに似合わないといったデメリットも多いので敬遠されがちです。

僕も現在サブで使用しているロードには革サドルをつけていますが、メインは手間や重さが気にならないような普通のサドルをつけています。ただ部屋に転がってたのを適当に付けただけなので、前ハン握ると痺れが出て距離をのると坐骨が痛く体に合ってませんでした。

割合長い期間使っていたのですが、最近は距離を走ることが多くなり結構苦痛になってきたので、「他にもっと使いやすい良いサドルは無いの?」と思っていたところ、最近3Dプリンターで製造したサドルというものが出てるとの記事を見ました。

「3Dプリンター!?」

調べてみると3Dプリンターを使って細い線を立体的に組み上げ、普通のサドルでは出来ないような部位毎に硬さを調節して作っており、お尻に優しく出来ているらしい。現在ではスペシャライズドとフィジークの2社から販売しているそうな。

調べてみるとスペシャライズドが1種類、フィジークが重量毎に00,R1,R3と3種類販売してました。一番重いR3だけKi:umレールで後は全てカーボンレール仕様。一番安いR3でも¥35,000超えのお高いサドルで結構な出費になります。高い00だと¥50,000オーバー、スペシャライズドも約5万と非常に高額です。

実際ショップに行ってモノを見比べてみたのですが、スペシャライズドのは表面がとても薄くてちょっとしたはずみで穴が開きそうな感じだったのでパスしました。流石に5万出して穴空いたら泣けそうだしカーボンレールだし。

カーボンレールだとシートポストが対応していないので、シートポスト代も上乗せする羽目になり相当な出費になるのが不可避だったので、結局フィジークKi:umレールのR3を購入しました。

 

『ANTARES VERSUS EVO R3 ADAPTIVE』¥35,420(税込)

サドル長:274mm
幅:139mm/149mm
重量:209g(139mm)/215g(149mm)
75mm幅部分の高さ:58mm
ノーズ先端から75mm幅までの長さ:148mm
レール:7×7mm kiumレール
シェル:カーボン強化ナイロンシェル、ウイングフレックス

 

3Dプリンター製のサドル『 フィジーク ANTARES VERSUS EVO ADAPTIVE』レビュー

実物を目にするとまず最初に穴だらけの座面が強烈な印象と違和感を与える。

そしてこの穴をよく覗いてみると中で細かく線状な物が立体的(多分ハニカム構造)な形状で出来ている。このサドルは大雑把に4部位に分けて硬さを変えており、それはこの中の線の太さによって硬さを変えています。

一番うしろ側がかなり柔らかく、それ以外はソコソコ硬い。硬い部分は正直言って殆ど違いが分かり難い。

重量は217g。149mm幅だとカタログ値は215gなのでかなり優秀。一番上のグレード00はカタログ値と実測値の乖離がかなり激しいとの事だそうです。

取り付けは問題なく取り付けできました。ただ今までのサドルに比べレール前側いっぱい気味の固定になったのでこれ以上サドル下げる場合はオフセットシートポストが必要になりそう。R3モデルはICS対応なのでキャットアイのアダプターを使用しリアライトがスマートに取り付けれるのは結構ポイント高いです。

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実際に走行してみた感想、1500km以上乗ってみた感想

まず、サドルは人によって感じ方が全然違うのであくまで参考程度に読んで下さい。

取り付けて最初に試走してみた感想は『硬いなぁー!』。

柔らかそうに見える外見に反してかなり硬めのクッション具合です。一番後方の柔らかい部分までお尻を下げると確かに柔らかさを感じますがその他は硬いです。

 

坐骨の痛みはどうか?

実際に走行してみたところ、100kmを超えたあたりから坐骨が痛くなる一歩手前のような気配プンプンになります。が、以降その状態を保ったままでライドが終わると結果的に坐骨は痛くなってない感じです。

 

痺れはどうか?

僕は前ハンを握るときに骨盤からペタンと体を倒して尿道をサドルに押し付ける感じに乗ってたので、今まで殆どのサドルではずーっと痺れっぱなしでした。このサドルだと真ん中の太い深い溝が相当機能しているらしく、長い時間前ハン握った後で体を起こした時に少し(数分)だけ痺れが出てその後は痺れが消える感じです。

 

取り付けてからかれこれ1500km以上走りましたが、パッド部分がヘタる事もなく現在でも上記の印象は変わりません。僕の場合「メッチャ快適!」って感じでは無いですが、『とりあえず痛み、痺れが無く走れるサドル』といった感じです。

 

まとめ

ココがおすすめ

坐骨にかかる重さが分散されて痛みが出にくい。

ココがダメ

高い。見た目に違和感がある。掃除がしにくい。思った以上に硬くて快適とは言いにくい。

 

正直なところ、大枚をはたいて購入したんで期待値が高くなり過ぎたのか、もっと快適な乗り心地を想像していたので若干の期待はずれ感はあります。結果的には痛みも痺れも殆ど無いので目的は果たしているのですが少し複雑な心境です。

「全くストレス無くて快適!」と言ってる人もいるので、このあたりは個人差が大きいですね。レーパンでもガラッと変わったりするみたいですし、この辺りは要検証です。

こうなってくると、かなりの人が快適だと評判のスペシャライズドのも気にはなりますが流石に高すぎですね(汗)

対面販売専用なので通販では販売して無くて取り扱いのあるショップでしか購入できません。販売してるショップにはまずテストサドルがあると思います。なので興味がある方はテストサドルを借りて試走してみる事をおすすめします。

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